タイトル

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6.17.2015

第2回ゼミ

第2回のゼミでは廣野由美子『批判理論入門『フランケンシュタイン』解剖講義』の3章、4章について考えました。
レジュメです。
3.語り手の章では一人称の語り・三人称の語りについて学びました。
「フランケンシュタイン」では、ウォルトンによる語りの中にフランケンシュタインの語り、さらにその中に怪物の語りがあるという入れ子の構造になっていることが分かりました。
語り手には信頼できる語り手と信頼できない語り手がいることから、「100%信頼できるような語り手」は存在するのかという点についてと、含意された作者(内在化された作者)とはどのようなものなのかについて、全員で頭を悩ませました。
 
4.焦点化の章では、外的焦点化と内的焦点化について整理していきました。
内的焦点化はさらに3種類(固定・不定・多元)に分けることができますが、それらがどのような作品で扱われているのかという意見を出しあい、さらに理解を深めました。
さまざまな用語や概念が出てきて混乱しそうですが、一つ一つしっかりと自分のものにしていきたいです。

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