タイトル

タイトル

9.28.2014

夏合宿2日目!

 2014/08/03

 二日目も美術館からスタート。
しかし、集合場所の恵比寿駅で見たゼミ生の顔には疲れの色が・・・。前日の議論はそれほどハードだったのです。



 そんな中、目的の東京都写真美術館で開催されていた「フィオナ・タン まなざしの詩学」へ。(http://syabi.com/contents/exhibition/index-2248.html)


美術館の入り口の近くには、植田正治などの写真のポスターが貼ってあり、とても素敵。この頃にはゼミ生も元気を取り戻し、携帯で写真を撮っていました。若いってすごい!(笑)


「フィオナ・タン まなざしの詩学」には興味深い作品が沢山あったのですが、その中でも特に私の印象に残った二つの作品を紹介したいと思います。
しかし、その前にフィオナ・タンの紹介を。彼女の紹介は作品を理解する上で重要なのです!

フィオナ・タン(Fiona Tan)は1966年インドネシア生まれ。父親は中国系インドネシア人で、母親はオーストラリア人。そして、彼女はオーストラリアで育ち、欧州に留学し、現在はアムステルダムを拠点に活動をしています。この説明からもわかるように彼女は色々な国と関係しています。このことが、映像作品「興味深い時代を生きますように」1997年に繋がって行きます。

「興味深い時代を生きますように」1997年
これはフィオナ・タンが「タン家の歴史」を辿りながら、彼女のアイデンティティを考える作品です。家族などのインタビューを交えながら、オランダ、ドイツ、オーストラリア、インドネシア、香港、中国を巡り、ついにタンの祖先の村に辿り着きます。しかし彼女は、そこを故郷だと思うことはできませんでした。果たして、アイデンティティって何なんだろう?そんなことを考えさせられた作品でした。この問題は午後のジャスミン先生の講義にも繋がって行きます。

「プロヴィナンス」2008年。
この作品は、一見すると白黒のポートレイト。しかし実は、映像で作られたものなのです!(イメージとしては映画のハリー・ポーッターに出てくる、動く絵画の写真版。つまり映像なんですが・・・。)
フィオナ・タンの活動拠点であるアムステルダムに住む人物を被写体として、6つのポートレートが展示されていました。
ポートレイトからの眼差しに、私は吸い込まれるように魅了されたのを憶えています。


「フィオナ・タン まなざしの詩学」を後にし、御茶ノ水に戻って昼食をしました。その後、デザートを・・・ということで、ゼミ長・副ゼミ長で買って来たのがこれ。


近江屋さんのデザートたち。美味しくいただきました。

デザートも食べ終わり
ついに午後の講義スタートです!!







0 件のコメント:

コメントを投稿